YG&BIGBANG再契約、歌謡界特級の前例を残す

軍隊除隊後を見据えた義理以上のパートナーシップ
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YGエンターテインメント(以下YG)と人気グループBIGBANGが歌謡界に“特級の前例”を残すことになった。YGはBIGBANGが再契約を締結したことを公式的に発表した。これで今まで様々な“○○説”を量産したBIGBANGの去就問題が明確になった。BIGBANGのYG存続は様々な面で特別な意味を持つ。

◇義理、それ以上のパートナーシップ
BIGBANGは2006年にシングルアルバム「Bigbang」でデビューして以降、2011年に再契約を結んで何と9年もの間YGとパートナーシップを繋いできた。引き続き2015年に再び再契約を結ぶことによって、YGとBIGBANG、両者の厚い関係を強固なものにした。歌謡界にこのように長い間、グループメンバー全体がひとつの所属事務所で一緒に活動するのはとても異例なこと。これは単純に義理、友情のような感情的で人間的な部分を越えて、両者に明白な相乗効果があることを見せている。

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◇BIGBANGとYG、絶え間ない変化
BIGBANGが現歌謡界で最高の位置に登りつめる事ができた理由は、単純な“維持”ではなく絶え間ない変化と発展にあった。その土台には彼らを支持して誘導するYGがいた。2011年の再契約当時YGとBIGBANGは「アーティストとして新しい出発をしてみよう」という意見が合致したという。ヤン・ヒョンソク代表は「BIGBANGが再契約した5年という活動期間をむかえて、新しい音楽スタイルが再創造される。アイドルよりもアーティストとして認められるため、生まれ変わる努力をするとメンバーたちと約束した」と伝えたことがある。
アイドルとしてスタートしたが、今のBIGBANGはアイドルの枠の収めることはできないひとつのブランドになった。当時BIGBANGは既存のアイドルグループとしての歩みを多少抜け出して、新しい音楽スタイルのアーティストとして“再ランチング”するという覚悟を決めて向こう5年の計画を立てたが、結果的にその計画は成功したわけだ。
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◇9年+@、ブランドを守る長期プラン
多くの人々が、目前に控えたメンバーたちの軍入隊をBIGBANGの最も大きな課題として見ている。だがYGにはもう少し幅広い長期プランがある。ヤン・ヒョンソク代表は「BIGBANGを初めに作る時に掲げたスローガンがある。韓国のアイドルは4~5年だけしか続かない。僕は外国のように長続きするアーティストを作りたいと話した」と願いを口にしたことがある。それと共に「BIGBANGは9年目だがまだ発展している。正直に言って20年過ぎても一緒にやりたい。軍隊に行くかどうかは関係ない。BIGBANGはソロでも上手くやるので、1人が欠けても、2人が欠けてもBIGBANGだと考えている」とBIGBANGの長期的な活動をすでに計画していることを知らせた。

すでにメンバーの1人1人が競争力を持つことになったBIGBANG。今後の活動は様々な可能性があり、それだけ制約は減る。BIGBANGとYGが共に歩いてきた道を振り返ってみた時、想像以上の結果を期待しても良いだろう。加えてYGとしては根元であり大黒柱をより一層固くすることで、所属の後輩歌手にもさらに力を与えることになった。