A pinkチョン・ウンジ、熱心に歌ったという証拠

アイドルとソロヴォーカリストの間
011

A pinkのメンバーチョン・ウンジの本当の声が「覆面歌王」を通じてしっかりと広まった。A pinkのメインボーカルとヴォーカリストチョン・ウンジの間で、自身のカラーを自由自在に行き来する能力が証明された。チョン・ウンジは今月14日と21日、MBC「覆面歌王」に出演して、6代歌王を決める決勝ラウンドまで進出して実力を認められた。旅行スケッチの「星が落ちるよ」、ジョンインの「憎い」、キム・テウの「愛の雨」までと切ないバラードからリズミカルなジャンルまで全てやり遂げ、判定団の絶賛を受けた。ジョンインの「憎い」ではリズムがずれる失敗をしたにも関わらず乱れぬ姿でさらに大きな感動をさそった。

作曲家ユン・イルサンは「びっくりした。とても繊細な声から始めて高音を突き抜ける瞬間に力を抜くスキルは普通のスキルではない。音程が正確だ。基本の技がよくできている。歌手でなければ事件だ」「職業病のようにどこが間違ったのか本能的にチェックしてしまう。この方は本当に直すところがない。もしアイドル歌手や年齢が若かったら本当に大事件だ。あんなに感情を込められる方が果たして韓国に何人いるだろうか。観客の皆さんも全員鳥肌が立っただろう」「簡単に聞こえるが、リズムの中で歌を歌う事は大変だ。コンピュータ みたいなボーカルだ。正確に音符を表現した。感情を込める事も忘れなかった」とチョン・ウンジのステージの度に絶賛した。

チョン・ウンジはA pinkのメインボーカルとして歌唱力が十分知られた人物でもある。しかし「覆面歌王」はチョン・ウンジを単純にアイドルグループのメインボーカルではなく、ボーカリストとして認める機会を用意した。チョン・ウンジは今まで「不朽の名曲」「イエスタディ」などの歌う番組を通じて自身の実力を何回も披露してきたが、“アイドルメンバー”という肩書きを持たずに歌を披露するのは今回が初めてだった。チョン・ウンジを30~40代の歌手だと推測するほど、評価団はチョン・ウンジの感性に惹かれた表情だった。A pinkという修飾語なしでソロヴォーカリストとしての可能性を認められたと言える。

実際にA pinkのデビュー曲「モルラヨ(I don’t know)」と最近の活動曲「LUV」でチョン・ウンジの声を比較すれば、相当な差を感じることができる。「モルラヨ」でチョン・ウンジはすがすがしく高音をのばして歌唱力を誇るが、無理に可愛く装う声が一瞬聴こえる。「LUV」では、はるかに安定して自然に溶け込む成熟したボーカルだ。妖精アイドルと本来のボーカルの間で悩んだチョン・ウンジの軌跡がそっくり感じられる。その悩みの結果チョン・ウンジは成長し、自由自在に感性を引き出せるようになった。
チョン・ウンジは「覆面歌王」へ出演するきっかけに対して「果たして私の声が認められるだろうか。認められるなら、それだけ熱心に歌を歌ったという証拠だ。知らなかったとすればこの場を通じて私の声を知って頂けないだろうかと考えた」と語った。覆面ネーム“お母さんは紫外線が嫌いおっしゃった”としての初舞台で旅行スケッチ「星が落ちるよ」の初めての小節を歌う瞬間、A pinkチョン・ウンジだと分かった。次の日、チョン・ウンジは1日中インターネットのリアルタイム検索ワード1位を占めて話題を集めた。チョン・ウンジがそれだけ熱心に歌を歌ったという証拠があふれ出た。もう私たちはチョン・ウンジが見せるA pinkとしての美しい声と、ソロヴォーカリストとしての成熟した声のどちらも楽しめば良い。チョン・ウンジが永らく歌手として素敵な舞台に立つことを願う気持ちがさらに強くなった。