少女時代はなぜ韓国ではなく日本で2015年をスタートしたのか?

8人になった少女時代が、22日に日本で発表するシングル曲「Catch Me If You Can」の韓国語バージョンを公開した。

少女時代の新曲は、韓国で昨年2月に発表した4thミニアルバム『Mr.Mr.』以後1年2ヶ月ぶりだ。昨年10月にメンバージェシカが脱退して8人に変身してから初めての新曲発表はどのような変化があるか、ファンの関心が特に集まっている状況だ。

「Catch Me If You Can」は、EDM(Electronic dance music)の強い中毒性を感じることができるダンス曲で、挑発的な歌詞と独特なサウンドが引き立つ歌だ。ミュージックビデオでは、視線をひきつける強烈なパフォーマンスを披露しており、公開直後から話題になっている。

しかし、新曲への評価は分かれている。これまで少女時代が聞かせてくれてきた歌とは大きな違いがあるため「ぎこちない」という評価がでている。一方、「少女時代の新しい姿を見ることができて良い」という意見も多い。少女時代のメンバーたち自身も新曲が不慣れなのは同じだ。メンバーサニーは自身がパーソナリティを務めるラジオ番組で新曲を流した後、「聞いてほしいと思って遠慮なく流した。続けて聞かないと慣れない。だから、もう一度流します。」と話した。

少女時代のカムバックを待っていた多くの韓国ファンにとっては、今回の新曲は大きなプレゼントに違いない。しかし、喜ぶのはまだ早い今回の新曲では、日本での活動のみを計画しているためだ。今回の曲は、日本で発売される9枚目のシングル曲で、韓国ファンのための韓国語バージョンも発表しただけだ。以前も少女時代は日本で新曲を発表した時に、韓国ファンのために韓国語バージョンを同時期に公開している。韓国ファンたちが、今回の曲で活動するのかどうかに関心を傾ける理由は、やはり8人の少女時代の姿を直接確認したい思いがあるからだ。

では、少女時代はなぜ韓国ではなく日本で2015年の最初の新曲を発表したのだろうか?所属事務所であるSMエンターテイメントの関係者は「今回の新曲は、日本での活動のために準備した。韓国語の歌とミュージックビデオを公開したのは少女時代のカムバックを待っていた多くのファンにサプライズを提供するため。」と明らかにした。

また、「日本でシングルを発表し、同時に同じ曲で韓国活動をした前例がない。韓国活動は不可能だ。」と伝えた。しかし、もし韓国内の各種音楽チャートで「Catch Me If You Can」が1位になり、番組に出演をしなければならない状況になれば”強制的な韓国活動”の可能性はあると見ることができる。

今回の新曲で、8人になった少女時代もまだまだ魅力的だということが確認できた以上、彼女たちが果たしていつ頃、韓国での活動を正式に始めるのかどうか気になる所だ。所属事務所側は「まだ韓国で新しいアルバムを発表する具体的な時期は決まっていない。」と明らかにしたが、歌謡関係者は「早ければ夏に新しいアルバムを発表する可能性が高い。」と展望した。

後輩ガールズグループが恐ろしい速度で成長してきているだけに、少女時代としては空白期が長くなればなるほど負担が大きくなるしかない状況だからだ。メンバーの熱愛、そしてジェシカの脱退などの問題で、2014年を騒々しく過ごした少女時代が、チーム再編成を終えて再び人気を証明することができるのか、歌謡界の関心が集まっている。