BoA、演技の「苦味」味わってみた…俳優としてはこれからが始まりだ(インタビュー)

「アジアの星」BoAは歌手ではなく、俳優として今年1年を過ごした。

今年2月、『官能の法則』にカメオ出演し、4月に初めてのスクリーン挑戦作となった『メイク・ユア・ムーブ(原題)』が遅れての公開を迎えた。そして、去る11月26日に公開された『ビッグマッチ』で本格的に韓国国内でのスクリーンデビューを発表した。「アジアの星」BoAはこうして演技者になった。

Q.本格的な韓国国内のスクリーンデビューとなった。歌手としてデビューする時と今を比較するとしたら。

BoA:今が難しい。比較にもならない。その時は関心を持たれていない状態でデビューしたけど、今では「よしどれだけやれるか見てやろう」という視線があるってことが分かっているから。いつかは経なければならない申告式のようなものだと思っている。

Q.『ビッグマッチ』は、ボクシング、アクションなどスギョン役のために準備することも多かったようだ。新しく学び、練習する必要があるものなので、より大変だったかと思う。

BoA:アクションスクールに通って、他にボクシングも習った。パンチの重みを積むためにウェイトトレーニングも強化した。選手村の生活だった。ウェイトトレーニングを2時間して、アクションスクールに行けば基本3時間居て、体力が余っていれば、ボクシングも追加した。スケジュールがない時は必ず、アクションスクールに行った。

Q.それでもアクションシーンを撮りながら丈夫な男たちをノックアウトする快感はあっただろう。普段はできないものだから。

BoA:殴った時に殴られているポーズをするから、本当に殴っているような錯覚をすることになる。アクション女優たちが痛快に感じると言っていたが私も感じた。大変ではあったが、おもしろかった。でも当分アクションは…。

Q.紅一点だったが、現場で女性として扱ってもらえなかったと聞いた。

BoA:大変な撮影現場だった。天気も寒く、アクションのシーケンスも多かった。アクションシーンのある日は、常に緊張感を持って撮影するしかなかった。ぶつかるシーンも追加されたり変更されるから俳優たちも神経を尖らせていた。偽物ナイフといっても痛い。また、下手をすると誰かを殴ってしまうこともある。それに可愛らしくしているわけでもなく、綺麗なコンセプトでもないので男に見えたと思う。(笑)

Q.韓国国内でのスクリーンデビューを終えたが、今後はどのような姿を見せるのか。そして、歌手と俳優、2つをどのように並行していくのか。

BoA:今年1年演技の方面で活動した。来年はデビュー15周年だから記念できるイベントを考えている。(歌手と俳優の)バランスは、事務所でうまくやってくれると信じている。(笑)並行するのは容易ではないが、両立することができるのは明らかだ。あまりにもかけ離れた仕事をする訳ではないのでよかった。

Q.演技の楽しみを見つけたようだが、演技をもっとやってみたいとは思わないか。

BoA:やりたい。私が本当に死ぬほど頑張って上手にできる作品をしてみたいと思う。次の作品をやることになったら、若い年齢でもできる可愛いキャラクターもやってみたい。