「ストーリーが面白ければ僕がその役に合わせれば良いだけだ」

イ・ジュンは今回も安定ではなく挑戦を選んだ。

tvNドラマ『カプドン』で純粋さと背筋が寒くなる姿を行き来する内面演技で、他の“アイドル役者”とは違った演技力を認められている。

演技が上手い俳優を“千の顔を持つ”という。どんな役割を引き受けても自然にやり遂げるという意味だ。先月11日にスタートしたtvNドラマ『カプドン』で、サイコパス“リュ・テオ”で出演中のイ・ジュン(本名:イ・チャンソン、26)にとって“千の顔”という修飾語は、彼の演技同様に自然だ。

イ・ジュンは前作である映画『俳優は俳優だ』で、トップスターから奈落に落ちる俳優役を担って大胆なベッドシーンを披露した。彼の“19禁ベッドシーン”は“アイドル初”という説明がつき、“ショッキング演技”という修飾語が生まれた。

今回の『カプドン』でもイ・ジュンはかなり“危険な”選択をした。連鎖殺人鬼カプトンと治療監護所で会った後、彼の犯罪を模倣して何の罪の意識も持たずに殺人を犯す人物だ。今度は“演技アイドル中、最強の悪役”という評価が飛び出した。

女性ファンが絶対的な基盤であるアイドルスターの演技だとは想像もできないほど、濃厚なベッドシーンに続くサイコパス演技、純粋な顔に隠れた残忍さと背筋が寒くなる笑いは、アイドルグループMBLAQ(エムブラック)としてデビューした新人時代のおバカキャラの姿は全く見つけられない。“ショッキング演技”の連続だ。

「アイドルとしてとても危険な演技」という見解に彼は「ストーリーがおもしろくてやることだ。華やかでカッコイイ配役は後でいくらでもできる。『カプドン』や『俳優は俳優だ』も面白くて決めた」と話した。

多くの20代の男性俳優は“今後やりたい役割”を尋ねると「サイコパスをしてみたい」という“ロマン”を表わす。イ・ジュンは「僕もロマンとまではいかなくても、一回ぐらいしてみたいと思った」と笑った。

キム・ギドク監督は『俳優は俳優だ』のイ・ジュンについて「大地から生えた俳優」と褒めた。『カプドン』でも演技力に対する好評が多いが「まだ僕の演技は良くない。過去もそうだし、今でも相変らずぎこちないばかりだ。だからもっと熱心にしなければならないという考えだけ持っている」と語った。

イ・ジュンの引き続いた“ショッキング演技”は、彼が選択する次回作品にも興味を沸かせる。彼は「ショッキングなことが重要なのではなく、どんなジャンルでも面白ければやる。その役が僕に似合うのかどうかは二の次で、ストーリーが面白ければ僕がその役に合わせれば良いだけだ」と語った。

アイドル歌手が俳優を兼業するのが活発になり、一部は演技力不足を指摘されている。イ・ジュンは「歌手をしながら俳優をするのは本当に難しい。二種類を同時にすると集中することも難しく、ストレスが多い。それでも全て熱心にしているので、応援してくれれば嬉しい」と頼んだ。そして自身は「演技が下手で熱心にしなければならない人、まだ至らない俳優」だと評価した。

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